居抜き店舗を借りる場合の注意点!
前回の続きです。
(前回の記事は・・・https://tieshome.co.jp/dreams/blog/367)
前回は無償譲渡の場合の注意点を書きましたが、今回は内装などの造作設備を買い取る場合です。
ラーメン屋にしろ居酒屋にしろカフェやケーキ屋さんにしろ比較的その内装や設備が新しければ、売却をしたいと考えるお店のオーナーさんはとても多いです。
例えば、内装設備に800万円かかったラーメン店を約3年で閉店せざるを得なくなった場合や、1500万円かけて造った居酒屋を約5年で閉店する場合など、内装や設備がまだまだ使える場合、今のお店のオーナーさんは売却をご希望されます。
その金額はそのお店の現オーナーの希望値で売却することが出来るのですが、現在の八王子での相場はおおよそ100万円から300万円くらいといったところでしょうか。
ここでは、あくまでも個人の方がご商売をしているお店を想定しています。
(大手居酒屋や面積がとても大きな飲食店舗などは除きます)
そして立地や間取り、綺麗か否かによっても売却金額はだいぶ変わってきます。
借りる側も内装をイチから始めたら500万円や800万円かかるところ、100万円や300万円で買う事が出来て、すぐに営業を始めることが出来れば非常にメリットがあります。
初期費用をかなり安く抑えることが可能です。
前回は「無償譲渡」の場合の注意点を書きましたが、今回は「有償譲渡」の場合。
つまりお金を支払って、その内装設備を買い取る場合。
ここでの注意点は、必ず「契約書を取り交わす事」 です。
この場合、内装を売りたい人と内装を買いたい人との間で、「内部造作設備等の売買契約」を結びます。
この売買契約書がとても大切です。
間違ってもお金だけ渡して引き継いだり、口約束は避けましょう。
しっかりと買い取る品をリストアップし、お互いに相違が無いように契約書を結びます。
そしてその契約書には、「買主側に検査期間」が与えられていることが多いです。
弊社では必ずといってよいほど、この「検査期間」を契約書に入れています。
だいたい1週間とか2週間という期間なのですが、物件の引き渡しを受けた後、この検査期間中に買主さんは買い取った設備等を確認します。
そして万が一それが故障していたり、使えなかったりした場合、売主側に直してもらう事が出来ます。
これがとても重要です。
「無償譲渡」の場合はこれがほとんど出来ませんが、「有償譲渡」の場合はこれが出来るケースが多いです。
(場合によっては出来ないことも有るので契約前に確認してください)
最後になりましたが・・・お金がなるべく掛らないにこしたことは無いですが、200万円や300万円の費用で良い居抜き物件を買う事が出来れば、それはそれで大変お得だと思います。
居抜き店舗を借りようとお考えの方のご参考になれば幸いです。
長くなってしまいましたが、最後までお読み頂きどうもありがとうございます。
こんな大家さんも居るんですPart2
こんな大家さんも居るんです・・・
内装造作の無償譲渡にはご注意を!
テナント物件の探し方⑥~敷金と保証金の違いは?~
テナント物件の探し方⑤~そのエアコン壊れたら??~
Posted by たまテナ八王子編集部 at 2016年10月23日 06:21